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衛星ブロードバンド(衛星インターネット)の使用用途

BCP・情報格差地域解消の対策に衛星ブロードバンドを!

こんにちは。TDSCの高橋です。
感染症対策を行う中で新しい生活様式化が進んでいますが、
感染症対策だけではなく、世の中のインターネットの使い方も急速に変化しています。

今回は、その中の一つである衛星ブロードバンドがどのように活躍しているかをご紹介いたします!

衛星ブロードバンドとは

衛星ブロードバンドとは、人工衛星を利用してインターネットに接続するサービスです。
使用拠点に建てたアンテナと衛星、そして地上局がそれぞれ通信を行うことでインターネットに接続します。

BCP対策

BCPという言葉は、この数年で急激に認知されつつある言葉です。
Business Continuity Plan(事業継続計画)という言葉の通り、想定される様々な危機的状況であっても事業を継続するための対策を示しています。
事業を継続するための重要な要素として、インターネットは欠かせないものになっています。通信を行うことが出来なければ、幾ら他の経済資源が万全であっても事業の継続は困難です。

そんな中、BCP対策として有事の際のインターネット通信を確保するための方法として、衛星ブロードバンドが活躍しています。

どうして衛星ブロードバンドはBCP対策にぴったりなの?

物理破損の可能性が低い!
衛星ブロードバンド最大の特徴は、使用する拠点と衛星、地上局(ゲートウェイ)の間に物理的なケーブルを敷設する必要がないため、地震などの自然災害の際も破損する可能性が低く、光回線などが断線し使用できない場合でも問題なく通信を行うことができます。
地上回線が輻輳しても使用可能!
有事の際、連絡を取ろうと多くの人がインターネット回線を使用してしまうため、回線が輻輳(=アクセスが集中してしまうこと)してしまう恐れがあります。衛星ブロードバンドは地上回線とは異なる周波数を使用しているため、地上回線が輻輳してしまっていても利用可能です。

このように、衛星ブロードバンドは非常時でも地上の状況に左右されずに利用することができ、BCP対策として有効な回線です。

デジタルデバイド地域解消対策

現代では何をするにもインターネットが必要、と言われる世の中ですが、実際にはデジタルデバイド、すなわち情報格差が存在しています。インターネットを扱うにあたり必要な知識や技術などを持ちづらい方、逆に扱える方の格差が広がっています。
それら情報格差問題の中でも、山間部や離島等の僻地で通信の届かないエリアが現在でも存在しており、そもそもインターネットを利用する環境がない…という課題があります。

衛星ブロードバンドは拠点と地上局を無線で結んでいるため比較的僻地でも設備を設置しやすく、デジタルデバイド地域解消対策としても注目されています。

どうして衛星ブロードバンドはデジタルデバイド地域解消対策にぴったりなの?

長距離のケーブル敷設の必要がない!
アンテナと衛星、衛星と地上局、と長距離のケーブルがなく無線で通信を行うため、衛星の見通しをとることができれば、大規模な設備を敷設することなく利用することが出来ます。
工事現場にも!
山間部等での工事現場ではなかなか通信インフラを整えることが出来ない事例も多くあります。他回線に比べると、一から回線を敷設する際に小規模な設置で済むため、期間が限定されている工事現場の回線としても有用です。

その他の使用用途

  • ネットワーク障害時のバックアップ回線として
    BCP対策と同じく、地上の状況に左右されないため、各種ネットワーク障害が発生した際のバックアップ回線としても有用です。
  • 監視回線として
    大規模な敷設が必要ないことから、ダムや発電所、河川など、光回線の届きづらい場所での監視用回線としても多く利用されています。

 

アンテナと衛星という長距離を無線で結ぶことで、災害時でも破損や輻輳に強く、山間部等でも設置しやすい衛星ブロードバンド。
BCP対策やデジタルデバイド地域などインターネットが欠かせない現代、様々な用途で活躍しています。


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