この現代において、インターネットを全く利用しない…
そんな一日はありますか?
こんにちは、初めまして。TD衛星通信システムの高橋です。
最近、引っ越しをした際に家のインターネット回線がない生活を
暫く送っていた私ですが、そんな私でも冒頭の問いに対して、
首を縦に振ることはできません。
現代において、技術の発展とともにインターネットの利用する場面は増え、
様々なことがインターネットを通じて遠隔で行えるようになりましたが、
それらを利用するためにはインターネットを通す手段、方法が重要です。
今回はその中の一つ、『衛星ブロードバンド』とは何か、 どんな強みがあるのかをご紹介いたします。
インターネットでの通信が当たり前となった現代では、
コマーシャルやSNS、ニュースなどで良く耳にする言葉です。
そんな『ブロードバンド』の意味や定義はご存知でしょうか。
『ブロードバンド』とは、
大容量な通信を行うことができるインターネット接続サービスのことです。
『ブロードバンド』は、インターネットそのものを指す言葉ではなく、
インターネットへと接続する方法、通路を意味します。
インターネットに接続する方法にはいくつかの種類があります。
ここでは、その中でもよく利用されているものを紹介します。
それぞれ、電話回線やケーブルテレビ回線を通路として利用したインターネット接続です。
電話回線・ケーブルテレビ回線があればそのままインターネットに接続するための線として利用できるため、新しく回線を引く工事等が必要なく、比較的安価に利用することができます。
現在最も一般的なブロードバンドであり、光ファイバーケーブルを利用したインターネット接続です。
コマーシャルやSNS等でもよく見かける『○○光』というような広告は、このブロードバンドを指しています。
既にある回線を間借りする形ではなくインターネットに特化したケーブルのため回線速度は比較的安定しています。
スマートフォンなどで利用されている、上記のものとは違い主に屋外や移動しながらインターネット通信を利用するためのブロードバンドです。
インターネットに接続したい端末と『基地局』と呼ばれる全国に多数設置された設備が無線通信を行い、基地局からさらに有線を用いてインターネットに接続しています。
『衛星ブロードバンド』とは、
その名の通り衛星を通り道としてインターネットに接続するブロードバンドです。
大きな特徴は、アンテナと衛星で36,000㎞ほど離れた距離の無線通信を行うというところにあります。
インターネット通信を行う地点にアンテナを建て、衛星との通信を行いつつ、衛星はゲートウェイと呼ばれる地上施設とも通信を行います。
つまり、他のブロードバンドでいうケーブル部分が、人工衛星とアンテナによる無線通信に置き換わっているのが特徴ともいえます。
衛星ブロードバンドの最大の強みは、長距離を無線によって通信しているため、物理的な損傷に強く、長距離のケーブル敷設の必要がないというところにあります。
インターネットに接続するゲートウェイと通信を行いたい拠点の間に物理的なケーブルを持たないことにより、災害時等緊急時の破損による通信断の影響を受けづらく、有事の緊急回線として有用な通信方法です。
更に、インターネットを経由しない拠点間通信においては、たとえゲートウェイから先が断線したとしても、アンテナと衛星の通信さえ行うことができれば拠点間の連絡を取ることができます。
そのため、BCP対策としての導入も多いブロードバンド回線です。
また、長距離のケーブル敷設が必要ないことから、アンテナを建てる場所や衛星への見通しが取ることができれば、インターネット回線を引くことができない場所でも衛星ブロードバンドを利用したインターネット通信を行うことができます。
ケーブルを敷設しなければならない他ブロードバンドと比べて、なかなか回線を開通させづらい場所でもデジタルデバイド対策として利用することができます。
弊社TD衛星通信システムでは
『衛星ブロードバンドサービス PLANET-BB』
を提供しております。
大手衛星通信会社INTELSAT社の通信衛星を利用したVNOサービスです。
Web会議や遠隔化、BCP対策等、インターネット需要の高まるこの時代に、衛星を利用したブロードバンド回線はいかがでしょうか。